日本モーツァルト協会 2024年第664回例会《モーツァルトの千夜一夜物語》

演奏会概要

  • 時 間

    2024年12月09日(月) 18:15開場/18:45開演
  • 会 場

    東京文化会館小ホール
  • 例会チケット

    前売券・当日券:全自由席 5,000円
    (学生2,000円)
    ※前売券:販売中
    ※当日券:17時45分から販売(学生券あり)

中江早希  Saki Nakae(ソプラノ)♥
氷見健一郎 Kenichiro Himi(バス)♠
浅野菜生子 Naoko Asano (ピアノ)

©進藤綾音

PROGRAMM

《モーツァルトの千夜一夜物語》

▶クローエに K524 ♥
 An Chloe K524

▶楽しい安らぎが K152 ♥
 Ridente la calma K152

▶すみれ K476 ♥
 Das Veilchen K476

▶歓喜に寄す K53 ♠
 An die Freude

▶夕べの想い K523 ♥
 Abendempfindung K523

▶男たちはいつもつまみ食いをしたがる K433 ♠
 Warnung K433

▶別れの歌 K519 ♥
 Das Lied der Trennung K519

▶いざ、いとしき乙女よ、共に行かん(猫の二重唱)K625 ♥♠
 Nun, liebes Weibchen

▶《イドメネオ》K366より “いとしいお方よ”(エレットラ)♥
 aus《Idomeneo》K366 “Idol mio, se ritroso”

▶《魔笛》K620より “おおイシスとオシリスの神よ” (ザラストロ)♠
 aus《Die Zauberflöte》K620 “o isis und osiris”

▶《魔笛》K620より “愛の喜びは露と消え”(パミーナ)♥
 aus《Die Zauberflöte》K620 “Ach,ich fühls”

▶《魔笛》K620より “この聖なる殿堂では” (ザラストロ)♠
 aus《Die Zauberflöte》K620 “in diesen heil’gen hallen”

▶《ドン・ジョヴァンニ》K527より “酷いですって!~仰らないで、愛しい人よ”(ドンナ・アンナ)♥
 aus《Don Giovanni》K527 “Crudele? … Non mi dir”

▶《フィガロの結婚》K492より “5…10”(フィガロとスザンナの二重唱) ♥♠
 aus《Le Nozze di Figaro》K492  “Cinque dieci”

▶《フィガロの結婚》K492より “すべては穏やかで静かだ~仲直りをしよう”(フィガロとスザンナの二重唱) ♥♠
 aus《Le Nozze di Figaro》K492  “Tuttto è tranquillo e placido …pace pace”

出演者からのメッセージ

 この度は、出演を予定しておりましたサラ・トラウベルさんのご体調の一早い回復を心から願っております。
 回復といえば、前回、中江が歌わせていただいたカンタータ「オフェーリアの健康回復によせて」K477a を思い出しますが、私たちもサラ・トラウベルさんに届く様に歌いたいと思います。

 今回のプログラムは予定されていた曲目を拝見し、選曲致しました。中江は三度目の出演、氷見は初めてモーツァルト協会様の演奏会に出演します。ソプラノとバスという組み合わせは珍しいと思いますが、豊かな音域の幅とそれぞれのキャラクターの変化をお楽しみ下さい。
 第一部はモーツァルトの歌曲を、第二部は様々なオペラアリア、重唱をお届けします。
 急遽始まったモーツァルトの千夜一夜物語ですが、今まで愛し続けていたモーツァルトのそれぞれのレパートリーをお届けします。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみ下さいませ。

中江早希 氷見健一郎

中江早希(ソプラノ)

 北海道出身。北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース声楽専攻卒業。東京藝術大学大学院修士課程音楽研究科声楽専攻独唱科、同大学院博士後期課程を修了。在学時ハンス・アイスラーの歌曲を研究し大学院アカンサス賞、三菱地所賞受賞。第 14 回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第2位。第 78 回日本音楽コンクールオペラ部門にて入選。第 12 回 中田喜直記念コンクールにて大賞を受賞。第25回ハイメス音楽コンクールにて声楽部門第1位。第3回ジュリアード音楽院コンクール第 1 位。旭川市新人音楽賞、第27回 道銀芸術文化奨励賞受賞。

 国内外数々のオーケストラや指揮者と共演。レパートリーは宗教音楽からオペラ、現代音楽などのソリストを務めるだけではなく、ドラマやゲーム音楽など多くの作品にヴォーカルとして携わる。モーツァルトのコンサートアリアを歌った鈴木 秀美指揮オーケストラリベラ・クラシカの自身初のライブ録音のCDが特選盤に選出されている。バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。また、北海道上川郡鷹栖町ふるさと応援大使としても活動をしていて、音楽を通じて音楽や地元である鷹栖町の魅力を発信し続けている。洗足学園音楽大学非常勤講師。

©進藤綾音

氷見健一郎(バス)

 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻修了。新国立劇場オペラ研修所修了。研修中にANAスカラシップ奨学生として、イタリア、ミラノスカラ座アカデミー、ドイツ、バイエルン州立歌劇場付属オペラ研修所にて海外研修を受ける。新国立劇場公演《魔笛》にて、ザラストロ役で本キャストデビュー。

 バスソリストとして、バッハの《マタイ受難曲》、モーツァルトの《レクイエム》、ハイドンの《天地創造》、ベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》、《交響曲第9番》、ヴェルディの《レクイエム》に出演。

 オペラではモーツァルトの《フィガロの結婚》バルトロ、《ドン・ジョヴァンニ》レポレッロ、騎士長、《コジ・ファン・トゥッテ》ドン・アルフォンソ、ロッシーニの《セヴィリアの理髪師》バジリオ、ドニゼッティの《ドン・パスクワーレ》タイトルロール、プッチーニの《ラ・ボエーム》コッリーネ、《ジャンニ・スキッキ》シモーネ、團 伊玖磨の《夕鶴》惣どなどを演じる。公演では、井上 道義、鈴木 秀美、高関 健、横山 奏の各氏と共演。

 第17回松方ホール音楽賞奨励賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。とやまふるさと大使。

©井村重人

浅野菜生子(ピアノ)

 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒。同大学声楽科伴奏研究員修了。これまでにピアノを金澤希伊子、須貝久子、クリフォード・ベンソン、室内楽を練木繁夫、磯恒夫、クリスチャン・イヴァルディ、ジェレミー・メニューイン、デニス・ヴェベール、伴奏法を星野明子、アーウィン・ゲージの各氏に師事。声楽・器楽伴奏・オーケストラ鍵盤楽器奏者として活動を開始し、古典から現代曲、管弦楽作品からバレエ音楽まで数多くの鍵盤楽器を担当。1996年に野村国際文化財団の奨学金を受けミラノへ渡り、コレペティトゥールとしての技術をカルロ・カメリーニ氏に師事。

 98年9月に帰国し、藤原歌劇団・新国立歌劇場ピアニスト、東京フィルハーモニー交響楽団鍵盤楽器奏者、各種コンサートの伴奏者として活動を再開。2001年3月よりロームミュージックファンデーションより奨学金を受け、再び渡伊、ローマで研鑚を積んだ。その間ローマ歌劇場や、スペイン・パルマ歌劇場(マジョルカ)で音楽スタッフとして公演に参加。02・05・08年に開催された「静岡国際オペラコンクール」で公式伴奏者を務めた。

 現在はオペラでの公演スタッフ、オーケストラ鍵盤楽器奏者、講習会でのピアニスト・通訳、リサイタルでの共演ピアニストとして幅広く活動。また、来日声楽家リサイタルにおいてそのサポートでアーティストからも高い評価を得ており、市原多朗、ジョセフ・カレヤ、エレナ・モシュク、エヴァ・メイ、セルソ・アルベロ、ノルマ・ファンティーニ、フランチェスコ・メーリ、エレーナ・オブラスツォワ、ダニエラ・デッシー、ファビオ・アルミリアート、アンドレア・ロスト、ミケーレ・ペルトゥージ、ルーチョ・ガッロ、シー・イージェ、アントニーノ・シラグーザ、ディミトラ・テオドッシュウ、デジレ・ランカトーレ、パオロ・ファナーレ、サイミール・ピルグ、ドミトリ・コルチャック等、国内外のアーティストの共演ピアニストとしても活躍の場を広げている。

 06年スペイン音楽を中心としたライヴ収録CD「ラテンの大地から」をリリース。藤原歌劇団団員。昭和音楽大学・大学院講師。名古屋芸術大学特別客員教授。

チケット取り扱い

日本モーツァルト協会 03-5467-0626(平日)

注意事項

※ やむを得ない事情により出演者・プログラムを変更する場合がございます。ご了承ください。
※ 10歳未満の方の入場はご遠慮ください。
※ 会場での無断撮影、録音は固くお断りいたします。